債務ノート
任意整理中に住宅ローンの借り換えは難しい!?その理由とは?
- 公開日:2016/07/05 更新日:2016/06/24 @ 3193view
- 任意整理について
例え任意整理中であったとしても、住宅ローンの借り換えで毎月の返済額が大きく減少するのであれば、生活はより安定して任意整理の返済にも役立つと思われます。
利用者にとっては非常に好都合なのですが、それでもやはり5~7年経過後ではないと審査に通るのは難しいのでしょうか。
住宅ローンの審査とは
住宅ローンは基本的には超長期の期間となるため、申込者はもちろんこと保証人についても徹底的に調べられます。年齢、勤務先、勤続年数、年収等などを見たうえで、過去の金融事故情報を各種の信用情報機関でチェックします。
各種の信用情報機関とは、銀行、消費者金融、信販会社それぞれの個人信用情報機関のことで、いわゆるブラックリストと呼ばれているものです。
ここに何もなければ問題はなしということになりますが、金融事故情報が見つかるとその段階で融資不可となる可能性が高くなります。
任意整理中に借り換えできるか
同じ任意整理でも、過払い金返還請求の場合には、完済後もしくは戻ってきたお金で借入残高がゼロになる場合には個人信用情報に金融事故として記録が残ることはありません。
しかし、通常の任意整理や過払い金返還請求の際に返還金は戻ってきても借入残高が残るケースでは、個人信用情報に金融事故として一定期間記録が残ることになります。
従って、任意整理中に住宅ローンの借り換えを申込んでも審査で任意整理中ということが発覚してしまうため、審査に通る可能性は非常に厳しくなります。
地方銀行では任意整理中にもかかわらず審査に通ったという話もありますが、レアケースであり通常は難しいと考えていたほうが間違いありません。
債務整理と住宅ローンの関係
このように債務整理をすると、一定期間は個人信用情報機関に記録が残りますので、審査時に引っ掛かることになります。
通常は、任意整理の場合には5~7年、自己破産の場合には5~10年は記録が残ります。自己破産の場合には、官報にも氏名、住所が掲載されてしまいますので最長10年となります。
任意整理の場合には、裁判所を通しませんので官報の載ることはありません。
従って、この期間は住宅ローンの新規借り入れはもちろん借り換えも難しくなります。
カードローンやクレジットカードの利用についても同様です。
ただし、任意整理で残したカードローンやクレジットカードについては、毎月遅延なく返済していく限りは、これまでと同じように利用することができます。
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