借金の債務整理には色々な方法が存在する

消費者金融から借り入れを行うなどの方法によって、借金をしている人もいると思います。

返済期日が到来したときに、支払っていくための資金が無いときには、別の金融業者から借り入れをする方法を選択する人もいますが、その場合には多重債務に陥る可能性があります。

自己破産の手続きによって債務を帳消しにできます

複数の金融業者から融資を受けるなどのような、多重債務に陥っているときには法律的な手段として債務整理の方法を行うことで解決できる可能性があります。債務整理とは1つの種類の手続きのことを指しているのではなく、いくつかの方法があります。

債務整理の中でも代表的な手続きとしては、自己破産のことを耳にした経験のある人は多いと思います。自己破産は地方裁判所に破産の申し立てをすることで、借金の返済能力が無いことを認めてもらって、借金の全額において返済義務を帳消しにしてもらう手続きとなります。
自己破産をすると保有している財産の大半を処分して、債権者に分配することになりますが、手続きが成立して以降は一切の返済義務が無くなるメリットがあります。

自己破産の他にも任意整理という手続きがあります

自己破産以外に近年行われている債務整理の方法としては、任意整理があります。任意整理は弁護士などに依頼をして代理人になってもらうことで、借り入れをしている消費者金融などに対して個別に交渉していく方法となります。

任意整理では、自分が債務整理をしたいと考えている金融業者に対してのみ手続きを進めることが可能で、住宅ローンや自動車ローンなどのように生活のために、必要な債務については整理しないで残すことができます。

任意整理の手続きであれば、自己破産のように財産を失う必要がありませんので、住宅や自動車を保有したまま借金問題の解決が可能です。ただし、借金の全額について帳消しになる債務整理ではありませんので、減額された債務について返済していく必要があります。

個人再生であれば住宅を残して債務を解決できます

債務整理には、個人再生という手続きも存在しており、住宅ローン以外の債務が5000万円以下のときに行えます。
個人再生では再生計画を作って、裁判所がそれを認めたときに、3年程度の期間をかけて再生計画に基づいて返済を行えば、残りの借金の支払いが免除されます。

任意整理と同様に個人再生の手続きの場合でも、住宅ローン特別条項を利用することによって住宅を保有しながら債務整理を進めていくことができます。