家族4人でそれぞれの部屋を持ち広く使えています。
子供の成育と共に、家の中が少しずつ変化していき、壁や廊下のキズなど家族の生きている証が刻まれています。
夏には外でバーベキューをしたり、冬になれば小さな山を作ってソリ遊びをしたり、
1件家をもっていなければ気軽に体験することはなかったです。
また、友人知人を招いて、多少騒いでいても、周りに迷惑をかけることもなく、わいわいがやがやができています。
借金をしなければこんな余裕を味わえることはなかったでしょう。

頭金なしで住宅を購入しましたが、その当時はわずかですが、給料が毎年上がっていき、返済も徐々に楽になると思っていました。
ところが、バブルがはじけ、公務員にも給料減額の波が押し寄せてきました。
また、年金、共済の掛け金も毎年のように上昇し、今では、当時の手取りを下回っている状態です。
その後、子供の教育費など、多額のお金が必要となり、別なローンを組まなければならない状態になっています。
生活費・冠婚葬祭など、日々の支出も大変な状況になっています。
こんなことなら、アパートや団地に住んでいたほうがよっぽど心にゆとりを持つことができたのではないかと後悔しています。

これからの時代、収入が伸びる可能性はないとは言えませんが、大幅にアップするという時代は中々こないでしょう。
住宅やマンションの購入時にローンを組むのであれば、年収の2倍までが限度でしょう。
また、カードローンというとても簡単にお金を借りれるものもありますが、借りているうちに借金を自分の預金と勘違いしてしまいます。
「あと〇〇円借りれるから、今日は〇万円借りても大丈夫」だろうと。
そのうち、首が回らなくなり、消費者金融に駆け込む事態に陥る可能性が高いです。
宣伝では「計画的に」とうたっていますが、お金に困って借りる方がほとんどですから、
計画的に返済できるとは思えません。
一度、そういう借金をしてしまうと、ほんと理性がマヒしてしまいます。
かと言って、友人知人、親戚に頭を下げて借りるのも恥ずかしいやら苦痛やら、中々できませんよね。
今では少額から始められる投資もありますが、元金が全て保証されるわけではありません。
挙句の果てに、元本が消滅してしまった人も結構いました。
でも、投資を否定しているわけではありませんので。
やはりお金は自分の努力で稼ぐということを胆に命じておくことです。
まずは、自分の自由になるお金を把握して、借金をした時に、その中から返済できるかどうかを見極めましょう。