借金の過払い金請求に必要な弁護士費用とは？【相場と注意点について】

過払い金の返還請求に関して必要な費用は、その手段を行使する法律的な手段によって異なります。具体的に言うと、過払い金の返還請求を行う際には債務整理の任意整理という手段を使うことが大半なので、任意整理の利用に関する知識だけを知っておけば十分になります。

借金で過払い金が生じた際の対策

借金で過払い金が生じた際には、すぐにでも弁護士に相談をして返還請求をするように手続きをしなくてはいけません。
そもそも、この問題は借金に関連した問題であることに違いはありませんが、その原因は借金を作った債務者ではなくお金を貸した債権者側にあります。

つまり、責任問題としては債務者の方に非は存在しませんので、大半のケースで請求をすればお金を取り返すことが出来ます。
この問題の根本は法律的な欠陥が存在していた利息と金利のグレーなゾーンにあるため、利息や金利を設定する権利がない債務者には何の関係もない問題なのです。

弁護士費用は利用する手段で違う

基本的に、何らかの相談を弁護士に行って法律的な解決を図ろうとする時にはそれぞれの手段によってどのくらいの費用が必要になるのかを計算しなくてはいけません。
過払い金の返還請求の際には、法的手段の中でも最もお金が必要にならない任意整理という手段を利用することになりますので、この費用の計算をすることになります。

任意整理は、法的手段の中でも格安で他の手段と比較しても約10分の1程度の費用に抑えることが出来るメリットがあります。
弁護士費用としては法的手段を使うことで生じる費用は3万円程度になっていますので、成功報酬として過払いから請求されるお金を引けばそれほど大きな金額にはなりません。

費用の相場は案件によって変わる

弁護士費用の相場は、法律的な手段によって変わるのは事実で特に成功報酬を含めるのならばどのくらいの金額を取り戻すことが出来たかによってかなり異なります。
例えば、予め成功報酬が過払い金の10％だと契約で決まっていた時には、100万円のお金を取り返した時には10万円の成功報酬を弁護士費用として支払わなくてはいけません。

これは、任意整理にかかる費用とは別に支払う必要性があるので注意が必要です。
過払いの相場は相手に対してどれだけ金銭を渡したのか、過払いの期間はどのくらいになっているのかを細かく計算することになりますので、その点に関しては契約期間などを考慮して正しく算出してもらうようにしましょう。