債務ノート
任意整理で信用情報機関に記載される期間やタイミングとは?
- 公開日:2016/06/28 更新日:2016/06/24 @ 1375view
- 任意整理について
任意整理は借金問題に苦しんでいる人の希望ともいえるものです。
返済で困っている人にとってはメリットを強く感じることが多いでしょうが、それだけではありません。信用情報に記載されてしまうというデメリットもあります。
信用情報とはどんなものなのか
クレジットカードの発行や自動車や住宅を購入するときに一括で支払えないような場合にはローンを組みます。その時に審査が行われますが、審査の参照にされるものです。
これには現在のローンや借入金の返済状況や、過去の支払いの延滞や遅延の情報が記載されています。
きちんと借りたお金を返済されている人ならばクレジットカードの利用やローンを組んでもきちんと返済されるだろうと判断されます。このように、申し込みがあった人にお金を貸しても大丈夫なのかどうかを判断する基準として、信用情報が存在しています。
任意整理との関係とは
任意整理はクレジットカード会社や消費者金融から借りていたお金を返せなくなった時に、話し合いによって借金を減額したり、利息をカットして返済額を減らす手段となります。
クレジットカード会社などにしてみれば、審査を行ってきちんと返済されると判断して契約したのにそれを反故にされたということになります。
会社側としては損失を避けるため、再びその人にお金を貸すことがないように任意整理を行うと信用情報に「任意整理を行った」ということがわかる記載がなされます。
そのため、任意整理後にクレジットカードなどを作成しようとしても、審査の段階で落とされてしまう可能性が高くなります。
タイミングは?
信用情報に記載されるタイミングは会社によって違いますが、任意整理以前に3か月前後の支払いの遅延や延滞を行っている場合にはすでに記載されていると考えても良いでしょう。
弁護士や司法書士が任意整理を受任すると、債権者側にその旨を知らせる通知を発送します。「これからこの人の借金の問題はこちらが窓口となります」という証明をきちんと行っておくために発送されるのですが、債権者側がそれを受け取ったタイミングで取りたてなども一切ストップされることになります。
そのため、発送された受任通知が債権者側に届いたタイミングで信用情報に記載されると考えておくと良いでしょう。また、話し合いによって決まった返済が全額完了してから5年間は削除されることはありません。
通常返済期間は話し合いで2~3年ほどになることが多いため、今後7~8年ほどはクレジットカードなどの発行は出来ないと考えておくようにしましょう。
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