任意整理を弁護士に頼んだ際の費用について【費用の相場と支払い方法】

借金をしても何らかの予期せぬことが起きて返済できなくなることがあります。
借金の返済が出来なくなると、何らかの手続きをとらなければなりません。

その一つが任意整理になります。では、任意整理を弁護士に頼んだ場合、どれくらいの費用がかかるでしょうか。任意整理についてと弁護士に払う費用について説明をしていきます。

任意整理を理解しよう

借金をした場合に返済できなくなる何らかの事情が生じた場合、そのまま放置をしておくべきではありません。放置しておいて状況が良くなるのであれば別ですが、そうでなければ債務整理手続きをとった方が良いでしょう。

債務整理手続きのうち一番軽い手続きが任意整理になります。
これは、債務者に安定した収入がある場合で、しかも過払金が発生した場合に利用する手続きになります。

これにより、利息を正しい利息に引き直して余計に支払ってしまった利息を返還請求をします。また、債務額を減額することもできる場合がありますが、これは基本的に成功するとは限りません。さらに債務の返済期間を先延ばしすることもできます。
このように債務者の支払いを軽くする手続きを任意整理といいます。

弁護士に支払う費用の相場について

任意整理の場合には弁護士を利用するのが普通です。個人で行うことも可能ですが、素人が個人で行ってもうまく約束を取り付けることができない可能性があります。
ですので、素人が行うよりも法律のプロが行った方がより債務者にとって有利な条件を引き出すことが出来る訳です。

では、支払う費用はどれくらいでしょうか。
まず、相談料はほぼ無料になります。かつては相談を30分すると5000円かかるのが相場でしたが、競争が激しくなり無料相談としているところが増えています。

整理については1つの会社につき2万円から4万円の間ぐらいが相場になります。
3社から借金をしていたとすれば6万円から10万円ぐらいの費用がかかると思って間違いありません。過払金については返還を受けた額の20パーセントほどを成功報酬として支払うことになります。

どの弁護士がいいか

任意整理の時に選ぶ弁護士は誰でもいいと言うわけではありません。
それぞれ専門分野を持っていますので法律のプロなら何でも出来るとは限りません。

これは医者と同じで、どの医者でも風邪薬の治療ぐらいは出来るかもしれませんが、もっと大きな病気になった場合には専門の医者に診てもらうべきです。
借金関係の場合も同様で借金のプロに任せましょう。