債務整理は債務者の負担が少ない？

債務整理をするときは必ず報酬が発生しますが、それ以上に借金を大きく減額できるので、債務者の負担は軽くなるでしょう。

弁護士への相談を躊躇している方の多くは、高額な弁護士報酬が発生すると考えていますが、任意整理なら1件あたり2～5万円くらいで解決が可能です。

債務整理の費用対効果とは

個人再生と自己破産は、30万円～40万円以上の費用がかかります。
高額な借金を整理する場合に用いられる方法であり、一般的に500万円以上の借金がある方が選ばれます。
少額の借金整理にこれらの方法を使うと、費用対効果が逆転することになります。
少額の債務に関しては、任意整理で解決するのが一般的でしょう。

任意整理は1件ごとの料金設定となっており、1件あたり2～5万円くらいが相場です。
1件3万円ならば、3件で9万円になります。
任意整理は消費者金融のローンを整理するときによく使われます。
キャッシングやカードローンを利用している債務者にとって、大きな負担は高額な利息でしょう。

利息をゼロにできる任意整理なら、将来の利息をゼロにできます。
債務整理後は追加融資は受けられないので、完済するまで毎月コツコツと返済していきます。返済するたびに借金が減るので、完済に近づいているのを実感できます。

債務整理の報酬支払いは分割もOK

弁護士に債務整理の依頼をすれば、すぐに業者に対して受任通知が行きます。
この通知が業者に届くと、その時点から取り立て不可となるのです。
自宅に連絡が来ることはないので、電話に怯えることなく生活できるようになります。

債務整理が終了するまでには数ヶ月はかかり、その期間中は返済する必要がありません。
弁護士報酬の支払いは、この期間中に済ませる方も多いです。
毎月10万円ずつ返済に充てていた方なら、4ヶ月借金返済が不要になれば40万円を浮かせることができるので、報酬を全額用意できるでしょう。

分割払いにも対応してくれる事務所が多いので、事前に支払い方法について相談しておきましょう。

債務者の負担軽減が債務整理の目的

債務整理とは債務者の負担を軽減するために行われるものです。
キャッシングやカードローンなどは、現在は総量規制によって年収の3分の1以内の貸付に制限されています。

これらのローンで高額融資を受けることは難しくなっているのです。
消費者金融からの借入のほとんどは、任意整理で解決できるでしょう。
任意整理の報酬も分割払いに対応してくれますし、過払い金が戻ってきたらそれを報酬支払いに充てることもできます。