債務ノート
債務整理で強制的に借金を減額するには
- 公開日:2016/04/11 更新日:2016/03/31 @ 1011view
- 債務整理について
債務整理をすれば、強制的に借金を減額できます。
しかし、本来ならば借りたお金に利息をつけて返済しなければならないのに、そのルールを破って強制的に借金を減額するというのは、契約違反にあたります。
そのため、債務整理はだれにでもできるものではありません。ここでは債務整理の種類とその方法について解説をします。
最も簡単な手続きは任意整理
債務整理のうち、最も簡単な手続きは任意整理です。任意整理は、法律の定めに従って借金を減額するのではなく、弁護士が債権者と交渉をすることによって借金を減額します。そのため、強制的な手段ではありませんが、弁護士に依頼をすれば高い確率で成功します。
なぜなら、債権者にとっても個人再生や自己破産をされるよりは任意整理で解決をしたほうが好ましいからです。任意整理では利息や遅延損害金は免除されますが、元本はきちんと返済をします。
個人再生と自己破産は強制的な手続き
個人再生と自己破産は、裁判所で行う手続きです。どのような条件があって、借金がいくらまで減額できるかということは法律によって定められています。
例えば、個人再生では100万円~500万円の債務は100万円まで減らせます。500万円~1500万円の債務であれば5分の1まで減らせます。
100万円以下の場合にはいっさい減額できないのであまりメリットはありません。自己破産では、すべての借金をゼロにすることができます。
債務整理にはデメリットもある
債務整理をすると重大な契約違反にあたるので、金融機関からの信用を失います。およそ5年~10年はクレジットカードやローンの審査に通らなくなります。
自動車ローンや住宅ローンも利用ができないので、人によっては大きく人生プランが狂ってしまうでしょう。また、賃貸契約時の保証会社の審査にも影響することがあります。
また、個人再生や自己破産をすると原則として財産はすべて失うことになります。連帯保証人がついている場合には、連帯保証人に残高が一括請求されてしまい、大きな迷惑をかけてしまいます。任意整理ならば対象を自由に選べるので、比較的デメリットは小さくてすみます。
「いざとなったら債務整理をすればよい」と考えている人もいますが、大きなデメリットを被ることもありますので、なるべく早い段階で弁護士や金融機関などに相談をしておきましょう。
おまとめローンや借り換えローンで解決ができれば、契約を守ったまま円満に解決ができます。
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