債務整理後の即日融資はできない

多くのカードローンやキャッシングで小口のお金を個人向けに貸し出す業者があります。

返済ができなくなるような高い金利を課していた業者もありますが、今ではほとんどの会社が利息制限法の最大金利以上でお金を貸し出すことはありません。

長期間カードローンを利用してきた場合

過去から長期間に渡り、カードローン会社を利用してきた人は、法律で定められた金利分以上にお金の返済をしていますので、払いすぎた金利分を返還してもらえるよう、弁護士や司法書士事務所にお願いして、過払い請求分の返還を求める人もたくさんいますし、弁護士などの債務整理を専業としている業者が、なるべく早く過払い請求の手続きをすべきだとテレビやラジオなどで紹介をしています。

人によっては、数百万円の過払い分の返還を受けることもできるのです。急いで過払い請求をしなければならない理由は、過去１０年分が対象となり、それ以前の借り入れ分については、対象とならないからです。

ご自身で高い金利分を返済してきた自覚がある人は、ぜひ過払い請求の手続きをすべきです。しかし、金利負担が少なくなった現在でも、即日融資をしてくれるので、本当に必要ではないお金を借りられるカードローン会社を利用する人は大勢います。

まずは民事再生をすることが良い

カードローンを利用する際には、ご自身の収入や勤務先などを審査して、利用限度額が定められるのですが、簡単にお金を融通することができるので、お金を借りすぎてしまう人も多いです。

リボ払いなど分割で返済する方法が主流ですが、毎月の定められた日に、定額を返済できなくなりますと、返済遅延利息を支払わなければなりませんし、何度も返済できないような場合や返済する目途が立たなくなった人は債務整理をすることになります。

債務整理にはさまざまな方法がありますが、まずは民事再生をすることがよろしいです。

借金は必ず返済しなければならないのですから、少なくとも元本は返済しなければなりません。しかし、民事再生でも借金を返済できない場合には、最悪、自己破産というご自身の財産をすべて失うような方法をとらざるをえません。

簡単にカードローンでの借金は控える

いずれにしても借金の返済ができず、なんらかの債務整理をした人は、信用情報機関という組織にいわゆるブラックとして登録されてしまいますので、手続きを終了しますと、しばらくの間は即日融資などの借金はできなくなります。

カードローンの即日融資が利用できなくなるだけならば良いのですが、大金が必要な住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなども利用できなくなりますので、簡単にカードローンで借金をすることを控えるべきです。